文化祭

令和六年度 浦添市文化協会 第四十三回文化祭開会式にて、浦添市長はじめご来賓の皆様方に対しまして、会を代表して詩吟を披露して参りました。

今年の大河ドラマ「光る君へ」でも注目の紫式部の和哥、百人一首の五十七番歌「めぐりあひて」を朗詠させていただきました。

 

■和哥紹介

 

雲 め

隠 ぐ

れ り

に あ

し ひ

  て

 

夜 見

半 し

の や

月 そ

影 れ

  と

  も

  

  わ

  か

  ぬ  紫

  間  式

  に  部

 

 ■意味

久方振りにめぐり逢って、見たかどうかも分からないうちにあなたは慌ただしく帰ってしまった。雲に隠れた月光のように。

 

■作者

平安中期の女流文学者、三十六歌仙の一人。漢学者であった藤原為時の次女。筝の名手でもあった。夫藤原宣孝の死後、一条天皇の中宮彰子に仕えた。この間に『源氏物語』を執筆。『紫式部日記』、家集『紫式部集』をのこす。

 

▲ 華道草真流の迎え花を前に