第45回浦添てだこまつり 文化芸能舞台にて、和哥「隅田川」を独吟いたしました。
江戸の文人ならではの、モダンな感性による表現が耳に心地よく響く歌風です。
■和哥紹介
か 隅 隅
す 田 田
む 川 川
朝
の 蓑
着
雨 て
を 下
こ す
そ 橘
知 筏
れ 士 千
に 蔭
■意味
隅田川で筏下しをする筏士が蓑を着ていることで、霞む朝に小雨が降っているのだと知られることよ。
■作者 橘 千蔭
江戸中期~後期の歌人、江戸の人。真淵門下で村田春海と江戸派の双璧と称せられた。